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滝川二が夏切符 根来の足で聖地席巻だ

 「高校野球・兵庫大会決勝、滝川第二8-2明石商」(29日、明石トーカロ)

 滝川二が先発全員の14安打8得点で明石商を下し、3年ぶり4度目の甲子園出場を決めた。打線の核となったのが1番・根来祥汰外野手(3年)。3安打2打点でチームをけん引しただけでなく、左打席から一塁まで最速3・1秒で駆け抜ける俊足をプロのスカウトが絶賛。ノーシードから162校の頂点へ駆け上がったスピードスターが、夏の聖地を席巻する。

 1人だけ異次元のスピードで塁上を駆け抜けていた。山本真史監督(56)から試合前に「彼が出塁できるか」とキーマンに指名されていた根来。3安打2打点、4出塁で打線を引っ張り「最高です」と頬を緩めた。

 一回、「シャープに低い打球を」と、たたきつける打球で二遊間を破った。2点リードの四回には2死一、二塁から左中間を破る2点二塁打で貴重な追加点をたたき出した。そして周囲が目を見張った七回の第4打席。平凡な二遊間へのゴロを50メートル5秒9の俊足で内野安打にしてみせた。

 陸上短距離の400メートルリレーで全国制覇の経験を持つ滝川二の陸上部員と競争しても「負けたことがない」と根来。楽天・三輪スカウトは「スピードは間違いなく高校生でトップ」と評し、阪神・熊野スカウトは「常時、一塁まで3・8秒以内で走る。そんな選手、プロでもなかなかいない」と舌を巻く。

 4月に不祥事が発覚し、春季大会を出場辞退した。その間のミーティングで根来はある言葉と出会った。「しない後悔より、やって後悔しよう」-。

 プレーに積極性が生まれた。その信念が今大会の打率・500、8盗塁の結果につながった。「甲子園でも走りたい」-。塁間を最速3・1秒で駆け抜ける巨人・鈴木尚クラスのスピードスターが、聖地にやってくる。

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