中日・谷繁27年連続安打&本塁打

 「阪神2-9中日」(4日、甲子園)

 記録ずくめの一日だ。中日の谷繁元信監督兼選手(44)が甲子園での阪神戦で3ランを含む4安打3打点と爆発。今季初安打と同初本塁打は自身持つ記録を27年連続安打&本塁打に更新した。44歳4カ月での3安打猛打賞はセ・リーグ最年長、4安打はプロ野球最年長。敵地の虎党からも惜しみない拍手が送られた。

 とても44歳の兼任監督とは思えない。谷繁が今季2度目のスタメンで今季初安打からダメ押し3ランを含む4安打の猛打ショー。すべての安打が歴史に残るものになった。

 「オープン戦でもポテンヒットしか打っていなかったから実質1本目。ヒットの打ち方を忘れるところでしたよ」。三回の第1打席は今季10打席目で初安打となる中前打。自身が持つプロ野球記録を更新する27年連続安打をマークすると、甲子園を静まり返らせたのは第2打席だ。

 四回1死二、三塁、フルカウントから116キロカーブを両翼95メートルの左翼ポール右側に運んだ。これも自身が持つプロ野球記録を更新する27年連続本塁打&新人年からのシーズン連続本塁打記録だ。

 「(待っていた球種は)フォークが強かった。そういう準備をしていたんだけど、うまく対応できましたね」。六回の右前打で金本知憲のセ・リーグ最年長猛打賞を塗り替えると、八回は左翼線二塁打で自身5年ぶりの1試合4安打とし、落合博満のプロ野球最年長記録を更新した。

 「これで(記録を)気にせずにできます」と笑った名捕手は、この日の4安打で古田敦也の通算安打数も抜いて捕手では野村克也に次ぐ2位に浮上。今後も出番が増えそうな背番号27が打ちまくってチームを押し上げる。

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