ハム大谷165キロボディーつくる!

 日本ハム・大谷翔平投手(20)が10日、神戸市内のアシックス・スポーツ工学研究所を訪れ、筋力や足形などを初めて本格的に計測した。よりパフォーマンスを向上させるために投球、打撃の動作解析も実施。前人未到の最速165キロを投げ込める肉体づくりへ、一歩を踏み出した。

 今年8月に同社とアドバイザリー契約を結んだ大谷。約2時間半にわたった各種のデータ測定が終わった後、「(能力を)最大限引き出すための計測ができたと思います。具体的な作業ができてよかった」と充実の表情で振り返った。

 筋力測定では、今季マークした日本投手最速の162キロを更新するために今後、鍛えるべきポイントが判明した。具体的な箇所や数値は非公表だが、今回のデータを基に体づくりに励む。「フィジカルの底上げのための現状確認がしたかった。ここを基準にして何ができるか。それができてよかった」。これまでに「出るに越したことはないです」と語り、意欲をみせる最速165キロ到達へ、自身の期待も膨らんだ。

 今後、能力を引き出すためのスパイク作りも行われる。同社担当者は「パフォーマンスを高めるために今後もお手伝いさせていただきます」と今後も全面バックアップを約束。まだまだ伸びしろのある20歳。科学的分析の力を借りて「165キロボディー」を完成させる。

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