楽天・大久保博元監督（４７）が１７日、来季の開幕投手について、直前まで白紙とする考えを示した。最有力の則本をあえて明言せず、塩見、辛島、松井裕らにもアピール次第でチャンスを与える方針だ。

　１５日の侍ジャパンで、５回無安打無失点と完璧の投球を披露した則本。昨季１５勝、今季も１４勝と、投手陣の中心として活躍しただけに、開幕投手当確とみられたが「現時点で決めてない。則本が一番上にいるけど、塩見が抑えたりして上がってくるかもしれない。その時に一番いい投手」と、白紙を強調した。

　大久保監督にとって開幕投手とは「１年間を任せられる投手」。則本を脅かす存在が現れれば、そこで内なる競争が生まれ、活性化にもつながる。それを指揮官は望んでいる。