小久保J初黒星「打てなきゃ勝てない」

 「日米野球壮行試合、日本0-1ソフトバンク・日本ハム連合」(10日、ヤフオク)

 侍打線が沈黙した。若手投手陣の前にまさかの4安打零封負け。小久保監督は「打てなきゃ勝てない。今日は打てなかったから負けた」と苦笑い。昨年11月の台湾との強化試合では3連勝を飾ったが、就任後初黒星となってしまった。

 多くの選手が久しぶりの実戦で、日の丸を背負う重圧も加わる。ある程度の苦戦は覚悟していたが、想定以上の貧打ぶりだった。ミスショットが目立ち、先頭打者を出したのは七回と九回の2度。二回に坂本が二盗を決めたが、日本の武器である機動力も駆使できなかった。

 日本代表4番の中田(日本ハム)も不発に終わり、4打数無安打。九回、2死三塁の好機も二飛に倒れ、最後の打者となってしまった。中田は「スイングに切れが戻っていない」と、調整の難しさを口にした。

 好材料は途中出場の山田だった。八回、2死から強烈な左翼線二塁打を放ち、チャンスメーク。守備では本職ではない三塁、一塁をこなした。指揮官は「しっかり芯で捉えていた。あの景色(慣れない守備位置)から守れたのも収穫」と納得の表情を浮かべた。

 12日に開幕する日米野球に向けて勢いをつけることはできなかった。一塁で山田を起用することも含め「打順の起用方は本番までに決めたい」と指揮官。熟考を重ね、メジャーに立ち向かう。

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