田中さすが京大…ロッテを“質問攻め”

 ロッテは24日、林信平球団本部長らが京都市左京区の京都大を訪れ、ドラフト2位指名した田中英祐投手(22)=京大=に指名あいさつを行った。田中は契約の流れやプロでの生活、引退後のセカンドキャリアに至るまで、さまざまな疑問点について質問。林本部長も「整理して、しっかり受け答えしていた」と舌を巻いた。

 15分程度の予定だった指名あいさつは、50分間にも及んだ。田中はプロの生活だけでなく、契約がどのように行われるか、取材対応、さらにセカンドキャリアについてなど幅広く質問。「両親と将来について話した時、(引退後のことが)分からなかったので尋ねた」と、しっかり先を見据えていた。

 林本部長は「思いがけなく話が弾んだ」と驚きをみせた。「聞きたいことを多岐にわたり質問された。引退後については、NPBの仕事では国際大会や国際交流の話、球団では編成や打撃投手、用具係の仕事など、いろんなパターンの話をした」と会話は進んだ。

 初の京大出身プロ誕生へ注目度は高く、約60人の報道陣が詰めかけた。しかし林本部長は「話題性で指名を決めたのではない。人気は一過性。力をつけて、プロで長く活躍してほしい」と熱い期待を示した。

 その上で、「いいストレートを持っており、即戦力として早い時期に先発で使える。京大卒でなく、ロッテの田中と言われる存在になってもらいたい」と主力投手への成長を願った。

 伊東監督の直筆サイン色紙とサインボールを贈られた田中は「入団へ向けてゆっくり考えたい。結果を残し、野球で注目されるようになりたい」と希望に胸を膨らませた。

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