「ＤｅＮＡ９‐１１広島」（２０日、横浜）

　納得がいかなかった。ＤｅＮＡは１７安打で９点を奪いながら、投手陣が崩壊して３連敗。四回途中７失点でＫＯされた山口について、中畑監督は「リードを守り切ろうという気迫が感じられなかったな」と、首をひねった。

　対象的に、相手は闘志むき出しで向かってきた。七回２死一、三塁。広島の中田は後藤を三振に仕留めると、雄たけびを上げてガッツポーズをつくった。この光景に「相手を褒めたくないが、中田の気迫はすごかった」と認めるしかなかった。

　クライマックスシリーズ進出を争う３位・広島とのゲーム差は６・５に開いてしまった。指揮官は「明日はどんな形でも勝ち試合をつくりたい」。悲願達成へ、同一カード３連敗は許されない。