谷繁竜自力V消滅…G大竹に5連敗

 「巨人2-1中日」(10日、東京ド)

 苦手意識はまるでないのに攻略できない。巨人先発・大竹の前に、中日は六回まで三塁すら踏めずのゼロ行進。七回に藤井の右前適時打で1点を返したが時すでに遅し。大竹に5連敗を喫し、102試合目にして自力Vが消滅した。

 「それは数字上のことでしょ。また勝てば戻るんだから…」。谷繁兼任監督は深刻に受け止めることなく、涼しい顔で口を開いた。首位・巨人に6勝12敗となり、5・5ゲーム差。指揮官はあくまで机上の計算に関心を示すことはなかったが、大竹に封じ込まれたことには「苦手意識はないんだけどね」と首をひねらざるを得なかった。

 「ウチは接戦を続けていきながら、勝っていかないといけない。とにかく、今できることをやっていく」。谷繁兼任監督は最後にそう言葉を残して、帰りのバスに乗り込んだ。12日からはDeNA、ヤクルトと続く6連戦。下位チーム相手に白星街道を突き進み、自力V復活の明かりをともすだけだ。

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