星野監督の早期回復祈り“仙一羽鶴”

 楽天が12日のヤクルト戦(コボスタ宮城)で、休養中の星野仙一監督(67)の回復を願う千羽鶴の作成を企画していることが10日、わかった。球場がひとつになって、指揮官の早期復帰を祈る。

 当日は「星野仙一デー」と銘打ち、指揮官が被災地へ向けて送ったメッセージ「誰かの為に」がプリントされたTシャツを配布。現在「腰椎椎間板ヘルニア」と、難病に指定されている「胸椎黄色じん帯骨化症」を併発させて休養している闘将へ、エールを送るという意味が込められている。

 これに加え、来場者に折り紙を配ることもこの日までに決まった。「作ってくださるという方に折り鶴を折っていただいて、千羽鶴というか『千一(仙一)羽鶴』をいくつか作りたい。星野監督へ届けられたらいいと思っています」と球団関係者。ファンの作成した折り鶴を集め、病床の指揮官に届ける青写真だ。

 先月26日から休養している星野監督は、都内の病院で手術へ向けての準備を行っている。「オレは絶対に復帰するぞ。見とけ!」と現場復帰への強い意欲を示して、休養に入った指揮官。東北の思いの詰まった「仙一羽鶴」が、闘将の回復を後押しする。

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