ソフトB今宮 曲芸捕球で甲子園沸かす

 「交流戦、阪神14‐8ソフトバンク」(8日、甲子園)

 ソフトバンク・今宮が曲芸のようなスーパー美守で甲子園を沸かせた。

 七回、上本の遊撃後方への飛球に背走して飛びついた。一度は収まりかけたボールがグラブからこぼれたことを体勢を崩しながら確認。「(自分が落下する途中に)ボールが見えた」と落ちる寸前に再びグラブを出して好捕し、そのまま地面で顔面を強打。

 ボールを離さず、審判にアウトをアピール。しかし、その場をしばらく動けず、いったんトレーナーとベンチへ戻った。その後グラウンドへ戻ると、約4万6000人の大観衆から大きな拍手と歓声が送られた。

 バットでも、今季2度目の3安打猛打賞。大分・明豊時代は春夏3度出場し、3年夏には投手として154キロをマークした思い出の聖地で躍動した。

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