G小林プロ初打点 得意の初球ガツン
「巨人5‐3中日」(18日、東京ド)
数少ないチャンスを逃さなかった。プロ初打点を挙げ、2度目のお立ち台に立った巨人のドラフト1位・小林(日本生命)は「ファンの方が応援してくれたので、その力でヒットにさせてもらいました」と感謝。オレンジ色に染まったスタンドから大歓声を浴びた。
二回1死満塁。「(岡田の持ち球に)外のシュートがあったので、初球から踏み込んで振っていこうと思っていた」と初球のシュートを右方向に運ぶ。ボールは荒木のグラブの下を抜けた。「抜けてくれて良かった」と一塁ベース上で小さくガッツポーズした。
2月11日の紅白戦で放った“プロ初安打”も、3月10日、阪神とのオープン戦での“プロ初本塁打”となった逆転満塁場外弾も初球。「打ててない時は積極的にいけてないということ」と話す。積極打法が功を奏し、打率・500とバットでも存在感を示している。
阿部が万全の状態でないため巡ってきた7試合ぶりのスタメンで、杉内、西村を好リード。六回には相手の隙を突く好走塁も見せた。原監督は「走攻守でソツがない。たまに出る環境の中で、正しく練習してるんでしょうね」とほめた。阿部の壁は高い。だが、少ない出場機会、その中でのアピールの積み重ねが、確実に信頼感につながっている。