楽天社長、マー君と直接会談で引き止め

 大リーグ関係者が一堂に会するウインターミーティング第2日が10日(日本時間11日)に開かれ、ポスティングシステムに代わる新制度を使ってメジャー移籍の可能性がある田中将大投手(25)が所属する楽天の球団社長、立花陽三氏(41)が姿を見せた。日米約50人の報道陣を前にあらためて残留を希望し、週明けに同投手と話し合うことを明かした。

 ウインターミーティングの会場となっているホテルのロビーが、異様な空気に包まれた。立花社長の取材に集結したメディアは、日米合わせて約50人。立花社長は米メディアと日本メディアそれぞれに向けて記者会見を行い、矢継ぎ早に飛んだ質問に対し、慎重に答えた。

 田中とは帰国後の週明けにも直接会談し、意思確認することを明かした。「ウチにとって重要なピッチャーなので、頑張って来年も残ってほしいという話はするつもり」と、これまで通りのスタンスを貫いた。一方で「その逆の答えが出た場合は、そこから話し合う。そんなに長くは時間をかけられない」とも話した。

 ポスティングシステム(入札制度)に代わる新制度の正式発表はウインターミーティング終了後、早くても日本時間の14日となる見込み。新制度を受けての話し合いとなるが、移籍金の上限が2000万ドル(約20億円)に設定されている。「評価としては少し低いんじゃないかという意見は出ている」としながらも「システムはシステムとして受け入れるしかないと思っている」と述べた。

 三木谷オーナーの「(田中を)出すつもりはない」発言が大きな話題になった。しかし立花社長は「これはオーナーと私で決めることじゃなく、会社としてちゃんと決めないといけない」とした。

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