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【POG】鞍上豪華リレーのダノンマッキンリー デイリー杯2歳S覇者ジャンタルマンタルなど朝日杯FS1週前ネタを(栗東発)

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 競馬新聞「馬サブロー」のPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 来週の朝日杯FS(17日・阪神、芝1600m)は上位きっ抗ムード。ここでは5頭の1週前の感触をお伝えしたい。

 新馬-秋明菊賞を連勝して臨むダノンマッキンリー(牡、藤原)はルメールJと新コンビを結成。前走について、田代助手は「スタートで遅れたが、道中は折り合いをつけて自分のリズムを崩さず運べた。それが最後の伸びにつながっている。能力の高さを示してくれました」と、初戦とは違った内容での勝ちっぷりを高く評価する。「初の1600mについても、前走の経験が生きてくると思う。鞍上もケイコにまたがりいい感触をつかんでくれたと思うしG1でも期待は十分」。1歳セレクトセール2億2000万円のモーリス産駒が、頼れる鞍上で躍動するか。

 実績上位はもちろん、新馬-デイリー杯2歳Sを無傷で連勝したジャンタルマンタル(牡、高野)。個人的に注目しているパレスマリス産駒に、師は「初戦、2戦目とも上手なレース運び。枠を生かした機動力を見せて、いい内容で勝ってくれました」と完成度の高さを評価する。「頭数がそろいそうで、外めの枠の時にどんな走りができるかですね」。枠順がひとつのポイントになりそうだ。

 エンヤラヴフェイス(牡、森田)はそのデイリー杯2歳Sで2着。8番人気の低評価に反発してみせた。全兄カジュフェイスも21年のこのレースへ出走。厩舎ゆかりの血統馬に、師は「前走は4角でかぶせられた時にひるんで反応が遅れたが、直線であいた内に進路を切り返してからはいい伸びだった。G1でどんな走りができるか楽しみ」と期待を寄せる。

 アスクワンタイム(牡、梅田)は未勝利-小倉2歳Sを連勝後、前走の京王杯2歳Sは10着。師は「直前に(岩田望Jの落馬負傷で横山和Jへ)乗り代わりがあり、スタートで出遅れて道中の行きっぷりもひと息。力を出し切れなかった」と振り返る。G1へ向けて「徐々に我の強さが出てきている点は気になるが、(全兄姉の)ファンタジスト、ボンボヤージよりも距離の融通性はあると思っている。マイルは問題ありません」と手応えは上々。18年に3番人気で4着だった兄以上の走りを期待したい。

 エコロヴァルツ(牡、牧浦)は8月札幌のコスモス賞を6馬身差で圧勝して以来、4カ月ぶりの実戦。師は「10キロくらい増えていると思うが、成長分で太め感はありません。気のいいタイプでスピードもあり、初の1600mもこなせると思っています」とうなずく。「前走の2着馬コスモディナーが連闘で翌週のクローバー賞を勝っており、能力的な差もないと思っている。相手は強くなるけれど楽しみです」と無傷3連勝での戴冠に期待を寄せた。(馬サブロー栗東支局・塩手智彦)

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