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大人のリゾート列車「伊豆クレイル」食べて飲んで海岸線をのんびり走る

 根府川橋りょうを渡る「伊豆クレイル」。海岸線に沿って伊豆急下田までゆったりと走る
 ラウンジコーナーではミニコンサートも
 1号車の車内。海側に面したカウンター席からは雄大な伊豆の景色を眺めながら食事を楽しむことができる
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 伊豆にオシャレでおいしい列車が走り始めたという情報を入手して、小田原へ向かった。この夏にデビューしたばかりのJR東日本「伊豆クレイル」は、女性が喜びそうなゴールドピンクのラインに彩られていた。オシャレと無縁な鉄っ子記者には少し気恥ずかしかったが、食い意地に駆られて乗り込んだ。

 ◇   ◇

 鉄っちゃんにはチョット懐かしい車両が小田原駅で発車を待ち構えていた。かつて常磐線の特急「スーパーひたち」として活躍していた651系が、装いも新たに観光列車「伊豆クレイル」として生まれ変わったのだ。

 特徴ある外観はそのままに、伊豆ゆかりの「桜」「海風」「さざ波」のモチーフがゴールドピンクのラインで彩られている。

 1号車に乗り込んだ。海側に面したカウンターの2人掛け席が印象的だ。カップルで肩を寄せやすいように!?斜めに配置されているのが心ニクイ。3号車は半個室タイプになっており、グループ旅行にピッタリだ。

 11時40分、発車と同時にランチタイムもゆっくりスタート。重厚な箱根の寄せ木細工のランチボックスを開ける。東京・目黒の人気レストラン「モルソー」の秋元さくらシェフが監修するランチセットは、伊豆の素材を生かした華やかな彩りだ。季節ごとにメニューも変わり、意外とボリュームもあって男性でも十分満足できる。

 根府川付近で車窓が青一色になった。速度を落としてゆっくりと走る。「伊豆の海の絶景を満喫していただこうと、徐行運転する区間を、下りは2カ所設けてます」とはJR東日本横浜支社の黒田さん。上りでは東伊豆の海岸線でいったん停車もあるという。

 熱海から伊東線に入る。お腹も落ち着き2号車に移動してみる。丸ごと一両がバーカウンター&ラウンジ車両になっており、ラウンジではミニコンサートが行われていた。生の音楽を聴きながら、冷凍ミカンを使ったオリジナルのハイボールを注文。ぜいたくなひとときだ。伊豆熱川を過ぎると再び列車はスローダウン。車窓から大島など伊豆七島が見渡せる絶景が広がった。

 14時06分、伊豆急下田着。特急「踊り子」なら94分ほどの距離を、「伊豆クレイル」は2時間26分とあえてゆっくり走る。伊豆へのアプローチには十分すぎる“大人の列車”。あなたなら誰を誘いますか!?-。

 ★「伊豆クレイル」メモ

 ▽種別・車両~快速列車で全席グリーン車・651系電車改造の4両編成。

 ▽運転区間と運転日~小田原~伊豆急下田を17年3月までの土日祝日を中心に1日1往復運転。(17年4月以降は未定)

 ▽運転時刻 下りは11時40分小田原発~14時06分伊豆急下田着。上りは15時09分伊豆急下田発~17時12分小田原着。下りは根府川付近と東伊豆海岸線付近のビューポイントで徐行運転、上りは東伊豆海岸線で一時停車する。

 ◆料金 1・3号車は食事や飲み物がセットになった「びゅう」旅行商品として発売。片道利用の小田原発着プランは下りが11600(こども9700)円、上りは9400(こども8000)円。東京駅発着プランや宿泊プランなどもある。4号車の52席は一般の快速グリーン車指定席としてみどりの窓口などで発売。

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