【藤田平氏の眼】7年ぶり16失点で大敗の阪神 早急に中継ぎ陣の立て直しを 昨季の石井や及川に代わる「核」となる投手が現れていない
「DeNA16-9阪神」(21日、横浜スタジアム)
阪神は今季最大3点差を逆転されると今季初の2桁失点で敗れた。先制した試合は9連勝中だったが、“神話”が崩れた。1試合16失点は19年7月28日の巨人戦以来7年ぶり。先発の才木は5回7安打6失点。才木の6失点以上は7失点した23年7月の巨人戦以来3年ぶりで、自責点6は自身ワースト。七回に3番手で登板したモレッタは3四球を与える乱調で1死も奪えず1安打4失点。八回にも湯浅と岩貞で6点を奪われた。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は「中継ぎ陣の立て直しが早急に求められる」と指摘した。
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ここ数年、分厚い選手層で「投手王国」を誇ってきた阪神にとって、これほど投手陣が崩れた試合を見ることはなかった。
二つの死球からリズムを崩し、6失点を喫した先発の才木を筆頭に、モレッタが3四球、湯浅が2四球など計11四死球では試合にならない。七回のモレッタは同点、八回の湯浅は1点差に迫った場面での登板だったが、期待を裏切る投球は残念でならなかった。特にモレッタは直近の登板で球威が感じられない。
中継ぎ陣の立て直しが早急に求められる。昨年のプルペンを支えた石井や及川に代わる「核」となる投手が現れていない。12試合連続安打の中野や森下、佐藤輝ら打線が好調とはいえ、阪神は元来、投手力のチーム。DeNAのような打力ある相手に打ち合っては分が悪いのは明らかだった。
優勝候補の大本命だが、中継ぎ陣が不調だという印象が定着すれば、他球団に付け入る隙を与えてしまうことにもなる。1試合だけの「投壊」ならいいが、小さなほころびがこれ以上大きくならないように手を打つ必要がある。
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