阪神・藤川監督“立石効果”左翼争い火を付けた黄金ルーキーの実戦復帰 前川打てば高寺も躍動「良い傾向」

 「阪神(降雨中止)巨人」(15日、甲子園球場)

 阪神は15日、巨人戦(甲子園)が雨天中止となり、甲子園室内で調整した。藤川球児監督(45)は“立石効果”による野手陣への好影響に言及。離脱していたドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が14日の2軍戦で実戦復帰した同日に、1軍では前川、高寺が躍動。好循環する左翼争いを「いい傾向」と捉えた。開幕からの連続カード勝ち越しが5で止まった中、16日の一戦から仕切り直す。

 降りしきる雨音を遠くに聞きながら、恨めしそうに“水入り”を受け止めた。甲子園での伝統の一戦第2ラウンドは雨で流れ、チームにとっては今季初の中止。藤川監督は「伝統の一戦ですからね。楽しんでいただけるような喜怒哀楽がありますから。(観戦予定の)ファンの方のことを考えれば今日が残念だね」と虎党の心中を推察した。

 チームはここまで16試合を戦い、11勝5敗の2位。その中で「本当に、これも不思議なことでね」とドラフト1位・立石に触れた。立石は3月25日のファーム・オリックス戦にスタメン出場するも、その際に左手首を負傷。同27日に「左手首の関節炎」と診断された。その後はリハビリ期間を経て、今月14日のファーム・ソフトバンク戦で実戦復帰。「5番・左翼」で先発出場していた。

 藤川監督は「立石が復帰するところで前川がね」と名前を挙げ「中川がまだ居たり、高寺がまた打ったり。これは良い傾向だし、いつの時代でもそういうことが起こりえるところですから」と波及する“立石効果”をプラスに捉えた。

 前川は14日・巨人戦でチーム唯一のマルチ安打を記録。七回には反撃の口火となる適時打を放っていた。同じ左翼争いに身を置く高寺も、代打で七回に一時逆転となる2点適時打。ともに真剣勝負の中で必死さを押し出し、まい進している。

 「選手にかかわらず物作りでもそうなんだけど、できかけて“3歩進んで2歩下がって”を繰り返しながら、選手も一人前になっていきますから」と藤川監督。長丁場のシーズンでは浮き沈みが伴う。その中で生じる若虎たちの切磋琢磨(せっさたくま)が、チーム力の強化につながる。だからこそ「自然を待つというかね。自然に待たないといけないですね。こういうものはね」と改めて強調した。

 カード初戦に惜敗したことで、16日に勝っても対戦成績は1勝1敗になる。開幕からの連続カード勝ち越しは5で止まるが、ネガティブに捉える必要はない。阪神は今季12球団で唯一、連敗がない。「落ち着かないというのは、どのチームもしばらく同じじゃないですかね」と指揮官。若虎たちがもたらす好循環も力に、まずは16日の一戦で白星をもぎ取る。

 ◆立石の現状と1軍昇格への目安 立石は1月の新人合同自主トレ中の「右脚の肉離れ」や3月に「左手首の関節炎」などで出遅れた。藤川監督は焦らず経験を積ませる方針を示し、1軍昇格への目安を「50~60打席に立ってから」とした。3週間ぶりに実戦復帰を果たした14日までに、ファーム公式戦では7試合に出場。19打席に立ち5安打、1本塁打、6打点、打率.278の成績を残している。4月予定の残り11試合(練習試合も含む)で順調に出場できれば、昇格の目安をクリアする。

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス