阪神・伊原 ロングリリーフいける!CSへ猛アピール3回0封 メンバー入りへ「結果残さないと」
「フェニックス・リーグ、阪神8-8中日」(7日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)
高いポテンシャルを見せつけた。3番手でマウンドに上がった阪神・伊原が3回1安打無失点。ポストシーズンにおけるロングリリーフとしての適性を示した。
「クライマックスシリーズ(CS)に向けてアピールしないといけなかったので、まずはゼロで抑えられたことは良かった」
4-5の五回。先頭の福永を初球で中飛に打ち取り、川上は遊ゴロ、石橋は緩い当たりの中飛に仕留めた。六回も先頭の尾田を外角高めの140キロ直球で見逃し三振に斬るなど、テンポ良く三者凡退。七回1死から辻本に左前打を浴びたが、後続を危なげなく断った。
安定感抜群の内容にも「ボールの強さだったり、キレだったり、この短い期間でやらないといけないこともいっぱいある。もっと状態を上げていければ」と向上心たっぷりに課題を口にした。
レギュラーシーズンは先発と中継ぎで28試合に登板。5勝7敗1ホールド、防御率2・29とチームに貢献してきた。「試合で投げるために結果を残さないといけない。CSメンバーに入れるように」。ポストシーズンに向けて一切、気を緩めることはない。
藤川監督は「これから先また精査していかなければいけない」と話したが、ルーキー左腕の好投は届いているはずだ。「1アウトでも、左打者でも、右打者でも。1イニングでも先発とか、そこ(準備)は一緒だと思うので変わらない」と伊原。収穫と課題を手に、短期間で着実に準備を進める。
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