阪神 優勝マジック4へ導いた中野拓夢の美守 横っ跳びで相手に傾きかけた流れを阻止 独走要因の一つと言える内野陣の球際の強さ
「中日5-7阪神」(4日、バンテリンドーム)
阪神が終盤に追い上げられるも逃げ切って優勝へのマジックを4とした。大量7点リードの展開から追い上げられた中、チームの危機を救ったのが中野拓夢内野手だった。
八回、犠飛で2点差に迫られなおも2死一、二塁のピンチ。板山が放った打球は痛烈に一、二塁間を襲った。一瞬、抜けたかと思われたが二塁・中野が横っ跳びでキャッチ。素早く一塁へ送ってアウトにした。
敵地の阪神ファンから大きな拍手が送られたプレー。仮に抜けていれば1点差に迫られる可能性もあった。さらに打順は上林、細川とクリーンアップに巡る状況。ゲームの流れが相手に傾きかける寸前で阻止した。
今季は守備面でも勝負どころで球際の強さが光る阪神。これが現在、セ・リーグ独走状態で優勝マジックを4とする要因の一つとも言える。藤川監督はそれでも「簡単に勝っているゲームではないってことです。それだけは言わせてもらいます」と言う。勝てるゲームを懸命に勝ちきった。そこには中野のワンプレーがあった。
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