阪神・藤川監督「底力がまたチームについた」 夏のロード「最初の1試合目が取れたのが大きい」

 「ヤクルト2-3阪神」(1日、神宮球場)

 阪神が競り勝った。佐藤輝明内野手(26)が延長十回に決勝の適時二塁打。九回に守護神・岩崎が同点を許した嫌な流れを払拭し、勝利へ導いた4番も雄たけびを上げた。苦しみながらも接戦を制して、再び優勝へのマジック36が点灯。長期ロード初戦で2年ぶりのリーグ優勝へ弾みをつけた。以下、藤川球児監督との一問一答。

  ◇  ◇

 -九回は岩崎が同点を許したが勝ち越しは阻止。

 「展開的には9回で決まりづらい、自分たちのチームと相手チームの得点の入り方だったので。簡単ではないというのが石井が投げ出したころから感じていましたね」

 -打線は。

 「小幡の得点も犠打失敗のところからの出塁。スチールで流れとしてはよどみがあるので。相手も内野ゴロの間(の得点)なので。もう少し自分たちも(得点が)ほしかったですけど、でも、最後に取り切れた。底力がまたチームについたと自信を持って、また明日からゲームに臨みたいと思います」

 -佐藤輝が集中力、存在感を見せている。

 「4番でやってくれていますし。でも、ゲームがある4時間ぐらいは本当に個人ではなく、チームで戦っているので。このロード、最初の1試合目が取れたのが大きいので。明日から、選手のコンディションを一番大切にしなければいけないので、それを中心にしながら。神宮のファンの方もうれしそうに最後までいてくれたので、みんなでまた明日も進んでいくのみですね」

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