【藤田平氏の眼】7・10以来先発で苦投の阪神・伊原 優先させたローテを組むことが最善
「阪神3-6広島」(31日、甲子園球場)
阪神はロード前最後の甲子園で敗れ連勝がストップ。先発・伊原は自己最短4回4失点で今季4敗目を喫した。復帰のドリスが約6年ぶりの登板で1回無失点。打線は佐藤輝が初回に適時二塁打を放ち、三、四回も1点ずつ加えたが反撃及ばず。広島戦の連勝は「10」でストップした。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は伊原のボールを「いつもと違った」と指摘。登板間隔や調整などの影響も出た可能性を示唆した。
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前半戦で見せていた内容と違う印象だ。先発・伊原は死球を与えるなど、これまで見せなかったボールを投げていた。
リリーフで負け投手となった7月21日・巨人戦、先発では同10日・広島戦以来のマウンドだった。この日は栄枝とのバッテリーではあるが、登板間隔や調整などの影響も出た可能性はある。
タイガースの先発陣を見渡せば、高橋の復帰や伊藤将の復調などもあり登板間隔にズレも生じていた。先発ローテに余裕が生まれることはプラス。ただ、同時に各自の調整面で難しさが出ることも確かだろう。私個人としては、現時点では先発として4月から頑張ってきた伊原を優先させたローテを組むことが最善だと思う。
一方で先制された初回に関しては無死一塁からファビアンの投ゴロを伊原が二塁悪送球という形となった。確かに併殺を狙った伊原の送球はそれたが、二塁ベースカバーに入った中野も焦らなくてよかった。まず二塁で封殺。確実に1アウトを稼ぐ考えで臨んでいれば3点を失うほどのダメージはなかっただろう。
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