「マイナビオールスターゲーム２０２５・第２戦、全セ７－１０全パ」（２４日、横浜スタジアム）

　いつにも増して感情豊かに打席に立った。２戦連続で「３番・右翼」でフル出場した阪神・森下翔太外野手（２４）が球宴で初打点を記録。「ハマスタで打ちたいと思ってたので。ファン投票で１位にさしてもらったので、少しは恩返しができたかな」と地元・横浜で躍動した姿を見せた。

　七回無死二、三塁。カウント１－１から西武・平良の剛速球を捉え、フェンス直撃の適時二塁打をマーク。五回は中森のフォークに対して空振り三振に倒れ、悔しさをあらわにしていただけに、４打席目にようやくＨランプをともすと無邪気に喜んだ。

　さらに八回２死一塁では中堅への二塁打をマーク。「角度が足りなかったって感じでしたけど。後半にセ・リーグも盛り返してきて、その中で打てたのはよかった」とうなずいた。

　ファン投票１位で念願の初出場を果たし、「すごく楽しめた」と森下。「ファン投票で出ることも一つ意味があると思う。シーズンを戦えているからこそ付いてきてくれるもの。しっかり結果を残してやっていきたい」。あと一歩届かなかった一発を「次は打ちたい」と来年もファンからの選出で球宴出場を見据えた。