阪神・森下 ホームランダービー初出場「出る以上は優勝できたら」お祭りでも勝負強さ魅せる!
「阪神(降雨中止)中日」(17日、甲子園球場)
「マイナビオールスターゲーム 2025」(23日・京セラ、24日・横浜)にファン投票で初選出された阪神・森下翔太外野手(24)が17日、同様に初出場となるホームランダービーでの優勝に意欲を見せた。球団では2010年の第1戦での城島以来2人目で、球宴初出場での栄冠を狙う。
お祭りでもシーズン同様の勝負強さに期待がかかる。森下はファンの期待が表れたホームランダービーに選出に、「うれしいです。本当に」と素直に喜んだ。
ただ、出場する打者は先輩の強打者ばかり。自身は87試合を終えて、すでに3年目でキャリアハイの16本塁打を放っているが、「正直、そんな自信ないんで。出る以上は優勝できたらいいかなぐらいです」と意気込みは控えめだった。
それでも虎視眈々(たんたん)と頂点を狙っていく。球宴ファン投票では両リーグ最多得票となる77万8130票を獲得し、外野手部門の1位で選出された。ホームランダービー出場者を決めるファン投票でも、セ・リーグ3位の3万9660票を集めた。
「タイガースファン以外の野球ファンの人にも多くの票を入れてもらったのかなと思うのでそれを発揮したい」。投票してくれたファンに応えるためにも、持ち味の豪快なフルスイングで、阪神では初のホームランダービー初出場初優勝を目指す。
気持ちが高ぶる要素もある。3、4番コンビを組む佐藤輝と、自主トレを共にする中日・上林も出場する。「(上林)誠知さんの方が飛ばすと思うので、自分も負けないように頑張ります」とライバルへの闘争心を燃やした。
主に3番を担ってきた今季は打率・265、16本塁打、60打点。本塁打、打点ともに佐藤輝に次いでリーグ2位で、首位を独走するチームの原動力となってきた。この日は中日戦(甲子園)が雨天中止となった後、甲子園に隣接する室内練習場で打撃練習などを行って調整。疲労を感じさせない力強いスイングを見せた。
19日からは東京ドームに乗り込んで巨人戦(東京ド)。前半戦最後の3連戦をいい形で締めくくり、「お祭りなんで楽しんでやります」と心待ちにする夢舞台へ気持ち良く向かいたい。
関連ニュース





