阪神・石井 復帰登板で3者連続3球三振 打球が頭部直撃から24日目「計画を立ててくれた」首脳陣らに感謝

 「ウエスタン、阪神2-1中日」(29日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 圧巻の投球で尼崎に駆けつけた虎党を魅了した。「脳振とう特例」で出場選手登録を抹消され、2軍で調整している阪神・石井が復帰登板。3者連続3球三振の「イマキュレートイニング」を達成し、1軍昇格を予感させた。

 1点リードの八回にマウンドへ上がった。まずは先頭の代打・森駿を3球で空振り三振。続く山浅に対しては、3球目にこの日最速の151キロ直球を投じ、空振り三振。最後は浜への3球目にフォークを投じ、バットに空を切らせた。「投げたい球をしっかり投げられたし、高さがあまりないところへ投げられた。感覚的に良かった」と涼しい表情で振り返った。

 6日のオリックス戦(甲子園)で九回から登板したが、先頭・広岡の打球が頭部を直撃。グラウンドに担架が運びこまれ、救急車で搬送された。自宅静養を経て、18日には練習を再開していた。

 悪夢から24日目の復帰登板。「首脳陣も含めて計画を立ててくれた。僕の体も順調に回復してきた」と感謝した。今後については「僕的にはちょっと休みすぎた。早く1軍の力になりたい」と早期昇格を目指していく。虎党の大声援も後押しになった。「(声援は)すごくうれしい。1軍で結果を出せるように。前と変わらぬ声援をもらえたら」。頼もしい男が、間もなくブルペンに帰ってくる。

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