阪神・森下【独占激白①】49打点リーグトップでも「全然足りない」“開幕4番”任され「一歩上のレベルで戦う気持ちに」

 阪神の森下翔太外野手(24)が23日、デイリースポーツの独占インタビューに応じた。3年目の今季はここまで全70試合に先発し、49打点は佐藤輝と並んでリーグトップ。前半戦に2軍落ちした1、2年目からの成長を感じる一方で、好機で凡退している悔しさも明かした。開幕4番を務めたことで、より自覚が持てたことも明かし、2年ぶりのリーグ優勝に導くことを意気込んだ。

 以下、森下との一問一答=その①。

  ◇  ◇

 -交流戦を終えて、今季は全試合出場で打率・258、11本塁打、49打点。ここまでを振り返って。

 「1年目、2年目は交流戦あたりでファームに落ちたりして、(これまではシーズンを1軍で)完走したことがなかったので、一つの経験としては今後に生きるかなと思います」

 -開幕からここまで結果を残せている要因は。

 「オフシーズンからスタートダッシュ(が大切)ってところは思って練習していたので。去年、おととしよりは実戦というか、なるべく速いボールに目を慣らすことだったり、18・44メートルになるべく近いような距離で練習をしたりっていうのを早めの段階からやっていたっていうのはありますね」

 -今年は開幕4番。経験は今に生きているか。

 「そこまで深くは捉えてないというか、普通って感じですね」

 -開幕4番は藤川監督の期待もあったから。より自覚を持てたか。

 「そうですね。キャンプが始まる前に言ってもらったというのもあったので。今まではレギュラーを取る取らないのレベルで戦ってましたけど、その一歩先というか、一歩上のレベルで戦うっていう気持ちはありましたね」

 -現在49打点でリーグトップタイ。打点が多いことはどう感じている。

 「正直全然足りない。もっと打つべきところで、打てないことはしょうがないですけど、その回数をなるべく減らしたい。チャンスの場面での凡退が自分の中では悔しいところがたくさんあるので、今どうこうはできないですけど、またオフシーズンに課題に取り組みたいって、今のうちから思っていますね」

 -現在リーグトップタイの7死球。今年は内角攻めが多いと感じるか。

 「いや、ピッチャーによってなんで。球場によっても攻め方も違いますし。けど、めちゃくちゃ多いかって言われたら、別に普通じゃないかなって思っています」

 -死球や自打球も多いが、痛みを抱えながらここまで全試合出場。出続ける自覚は。

 「ちょっとの痛みだったり、けがだったりは全然関係ないので。みんなそれを背負いながらプレーしているので。万全な状態の人なんて、ここまで来たら一人もいないぐらいだと思う。自分も出ずにチームに迷惑をかけたり、負けるっていうことも悔しいので。なるべく自分が出て、なおかつ結果も残すってところは意識してやりたいなと思っています」

 -1年目で優勝を経験。去年は優勝を逃して今年3年目。また狙える状況だが、1年目の時とは違った心持ちはあるか。

 「1年目とは立場も違いますし、任されてる責任も1年目よりも確実にあると思うんで。そういう中で、やっぱり優勝したいですし。6チームしかないですけど、(優勝)できる時ってなかなかないと思うので。こういうチームが首位に立ってる時にそのまま行きたいですよね、勢いよく」

 ※その②に続く

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