「ウエスタン、阪神３－１くふうハヤテ」（４日、日鉄鋼板ＳＧＬスタジアム）

　打って走って、ダイヤモンドを駆け回った。左下肢の筋挫傷で離脱していた阪神・小幡竜平内野手が、ウエスタン・くふうハヤテ戦に「１番・遊撃」で実戦復帰。いきなりヒットを放つなど躍動し「問題なくやれました」と納得の表情を浮かべた。

　復帰を待ちわびたファンを沸かせた。初回、低めの変化球にうまく対応し左前打。「バットを出したら、たまたま打てました」とベース上では笑みもこぼれた。心配された走塁面でも無死一塁から井坪の右前打で、一気に三塁まで進む好走塁。持ち前のスピード感あふれるプレーを見せた。

　平田２軍監督は「三塁までいったり、足は問題ないな」と振り返った。この日は２打席での途中交代となったが「明日の状態がよければ、今日より長く出場する可能性が高い」と出場時間を延ばしていく考えだ。

　小幡は１軍で１８試合連続スタメン出場を果たしていた５月１１日の中日戦で下肢に違和感を覚え途中交代。翌１２日に出場選手登録を抹消され、リハビリを続けていた。久々の実戦で収穫もあれば「もっと精度を高めたい」と反省もあり。ここから１軍再昇格へ状態を上げていく。