阪神・藤川監督が長嶋氏を追悼「長嶋さんが残された志を非常に大切にしながら」幼少期は大の巨人ファン

 ゴールデンスピリット賞授賞式で巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(左)から賞を授与される阪神・藤川=12年11月
 齋藤にあいさつされ、笑顔を見せる藤川監督(撮影・田中太一)
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 阪神・藤川球児監督(44)が3日、この日肺炎のため都内の病院で死去した元巨人・長嶋茂雄氏についてコメントした。

 「本当に心よりお悔やみ申し上げます」。高知県出身の藤川監督は幼少期は大の巨人ファン。「テレビをつけてジャイアンツ戦が流れている。毎日の楽しみとして幼少期を送っていたときに、私の世代からすると長嶋監督と。非常に見ていて憧れも強く、指導者の方も長嶋監督を意識するような指導者、近隣の方も父兄の監督さんたちもそういう姿があって。そういった記憶がすごく強くて、私たちが野球を始めさせていただいたきっかけになっています」と振り返った。

 現在では阪神の監督の立場となり、「伝統の一戦という意味では、タイガースとしてジャイアンツさんに必死になって向かっていく姿を。太陽のような存在である長嶋さん率いる巨人、それから負けても負けても立ち上がるという意味でのタイガースという意味で私も18歳から教わってきたものを、今も監督として誰に何と言われようとしてもタイガースとしてはジャイアンツにぶつかっていくんだというのは心に秘めながら日々戦ってはいる。ホントに太陽のようなジャイアンツと、負けてもタダでは転ばない、そう言ったタイガースではいますから。この役割、監督業させていただいてる間はですね、いつでもそいった気持ちを持って、先輩方が作ってきたこの伝統の一戦というのは大切に。それが先輩方が作ってきたプロ野球の世界に少しでも自分が貢献できることだと思って役割を必死に全うしたいと思ってます」と決意した。

 この日からは交流戦で日本ハムと対戦。「とにかく目の前のゲームを必死に戦う。その中から、次世代の子どもたちにも素晴らしい世界を見てもらうNPBにもしていきたい。長嶋監督、長嶋さんが残された志を非常に大切にしながら、12球団全員で頑張っていきたいと思います」と力を込めた。

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