阪神・ドラ1伊原が4勝目 自己最長タイ6回1/3を無失点 交流戦で「課題」七回の壁突破へ

 「広島0-8阪神」(1日、マツダスタジアム)

 “七回の壁”を突破することはできなかったが、同一カード3連勝への道筋をきっちり作った。阪神ドラフト1位・伊原(NTT西日本)が自己最長タイ6回1/3を無失点で4勝目。投球数も最多タイの100球という熱投だ。

 広島戦は先発3戦3勝と抜群の相性。それでも「どこに投げる時も一緒ですね。とにかく勝つために何ができるか考えてるんで。野手のおかげでもあるので、僕だけの力じゃない」とルーキーらしい謙虚さを見せた。

 「(村上)頌樹さんと大竹さんがすごくいい流れを作ってくれて。いいリズムを引き継ぎながら、とにかく先頭をアウトにできたのが一番大きかった」。1、2戦目を担った先輩2人と同様、先頭打者の出塁を一度も許さず。「先頭が出るとどうしてもしんどくなってくる。攻め方が変わったりとか。先頭アウトを意識して」と強い心がけを実行に移し、六回までは二塁を踏ませなかった。

 七回1死から初めて連打を許し、交代が告げられた。5月11日・中日戦(甲子園)でも湯浅の火消しに助けられただけに、「ランナーをためると湯浅さんに出てきてもらって、申し訳ない気持ち。七回を乗り切るっていうとこはずっと課題」と反省も忘れなかった。

 次回登板は自身初の交流戦。「速い球を打ち返すバッターが多いので、そこは厳しいコースが大事になってくると思う」。新人離れした強靱(きょうじん)なハートと制球力で、パ・リーグの猛者を封じにかかる。

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