【藤田平氏の眼】右打者では厳しかった巨人・田中瑛のシュート 気になったのは四回、森下の本塁憤死

 「阪神2-3巨人」(22日、甲子園球場)

 阪神は今季初の巨人戦カード負け越し。同点の八回には無死満塁の絶好機を迎えたが無得点。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は「気になった」と四回無死一、三塁での森下翔太外野手(24)の走塁を指摘した。

  ◇  ◇

 同点の八回は無死満塁で森下がシュートに詰まって三ゴロ併殺。佐藤輝の申告敬遠で再び満塁となったが、大山はシュートで追い込まれ、最後はスライダーで空振り三振に倒れた。勝ち越しの絶好機だったが、田中瑛のシュートは150キロを超えており、インコースをかなり厳しく突いていた。いかに森下、大山とはいえ、右打者でなかなか打てる球ではなかった。

 気になったのは四回無死一、三塁で森下が本塁憤死となった場面だ。ベンチのサインは分からないが“ゴロゴー”であればスタートが遅かった。打球は三塁寄りだったので“ゴロゴー”であれば生還しなければならない。あのスタートであれば無理に本塁に突っ込むより、三本間に挟まれて走者を進めて二、三塁の場面をつくる判断をしてもよかったのではないか。

 先発のデュプランティエは球が走っていたし、適度な荒れ球で巨人打線に的を絞らせなかった。七回に被弾した及川は疲労の影響か、コントロールが定まっていない印象だった。桐敷が抹消されたことで、さらに負担が増すだけに今後が懸念される。

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