「守備にもスランプはあるんです」阪神・木浪聖也が1試合3失策以来の甲子園スタメンで鳥谷敬氏からエール送られる

 「阪神2-4広島」(16日、甲子園球場)

 阪神・木浪聖也内野手がひとつの壁を乗り越えた。1試合3失策を犯した4月19日の広島戦以来となる本拠地・甲子園でのスタメン。緊張、観客の声、球場を包む雰囲気。体が思い通りに動かない可能性もある中、無失策で守り抜き、打っても一時同点の中前適時打を放って躍動した。

 サンテレビで解説を務めた阪神OBの鳥谷敬氏は試合前に木浪に助言を送っていたことを明かしつつ、「よく守備と走塁にはスランプがないって言われるんですけど、実はあるんです」と語っていた。

 鳥谷氏は「例えばバウンドが合わないとか、ミスをしたくないから打球の正面に早く入りたくなって、それで打球を横から見ることができなくなったりとか」と具体例を挙げて説明し、土のグラウンドで遊撃を守ることの難しさを力説していた。

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