阪神・藤川監督「必ず勝たなければいけない」 小山さんに捧ぐ甲子園星「どうしてもグラウンドで返したいと」
「阪神４－１巨人」（２５日、甲子園球場）
天に召されたレジェンド右腕へ聖地から弔い星を届けた阪神・藤川球児監督は、胸に秘めていた感情を吐露した。横浜で球団ＯＢ・小山正明さんの訃報に触れてから、一夜が明けて戻ってきた甲子園。「今日は小山さんのことがありましたから、必ず勝たなければいけないという思いでゲームをやっていました」。左腕に喪章をつけた伝統の一戦で、６８年ぶりの巨人戦開幕４戦４勝を決めた。
２月には吉田義男さんが死去した。猛虎の歴史を彩った偉大な先人との別れが続いたが「９０周年でメモリアルな年に何かこう、さみしい思いがあるので、どうしてもグラウンドで返したいと思って」と恩返しでささげた勝利。「本来はお元気な中でやりたいところですが、丁寧に大切に野球をしなければということを再確認しながら、最高のプレーを」と語り、伝統を受け継ぐ指揮官としての責務を肝に銘じていた。
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