阪神が巨人に大敗 伝統の一戦前哨戦で西勇が3回途中8失点KO 打線もマー君打ち崩せず
「オープン戦、阪神2-8巨人」(9日、甲子園球場)
阪神が巨人に大敗を喫した。昨季の王者を相手に伝統の一戦の前哨戦となったが、先発の西勇が三回途中11安打8失点でKO。若手主体の巨人打線につかまると、打線も巨人の先発・田中将を攻略できなかった。
西勇は初回、けん制悪送球などミスでピンチを広げ、ヘルナンデスに先制の犠飛を許した。さらに大城卓、中山、浅野に3連打を浴び計3失点。二回は立ち直ったかに見えたが、三回に再び巨人打線につかまる。2死から連打で1点を失うと、四球でピンチを広げて荒巻、門脇、オコエに3連続タイムリーを浴びた。ここで藤川監督がベンチを出て交代を告げた。
不運な当たりが続いたとは言え、満員の甲子園は大きなタメ息。後を受けた岡留もキャベッジにタイムリーを浴び、計8失点。オープン戦とは言え、序盤で巨人に大きくリードを広げられる展開となった。
それでも打線がラッキー7に一矢報いた。この日は甲子園球場で七回裏の攻撃前、「ジェット風船演出」の実証実験が行われた一戦。スタンドが黄色く染まり、6年ぶりに聖地に風船が舞った。直後の攻撃では大山、前川の連打から、ヘルナンデスの遊ゴロで1点を返した。
また、2番手で登板した才木も4回1安打無失点と好投した。既にホーム開幕戦となる4月1日・DeNA戦(京セラドーム)の先発が決まっている右腕。岡本を2打席連続で空振り三振に封じるなど圧巻の投球で巨人打線を封じた。
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