阪神のドラフト２位・今朝丸裕喜投手（１８）＝報徳学園＝が１０日、キャンプ具志川組の同期選手とうるま市の「ビオスの丘」を訪問。湖水鑑賞舟や水牛車に乗っての園内散策で自然を満喫した。充実のオフでリフレッシュした右腕は“水牛ボディー”を手に入れ、球速アップを目指すと誓った。

　水牛の力強さに圧倒された。「乗っていて意外とスピードが速いなと」。約４００キロの車に選手６人が乗車し１トン近くに迫るものを、悠々と引っ張る姿に感銘を受けた。

　特に気になったのが、水牛のお尻周りを中心とした下半身。「すごい筋肉質というか、ああいう体になりたい」と語った。現在の体重は７５キロで１カ月に１キロ以上の増量を目指し、間食を取り入れるほか、下半身を鍛える練習に励んでいる。

　体作りが進めば、球速アップも見えてくる。「ＭＡＸとしては、まだ目標は立ててないけど、平均球速を伸ばしたい」。平均球速１５０キロを目指しトレーニングを積む。

　８日には宜野座で行われた紅白戦を生観戦。「すごくいい刺激になった」とプロのレベルを肌で感じた。伸びしろ十分の右腕はメキメキと進化を続けていく。