阪神・森下 同点2点打 打点王みえた!トップ4差61打点「最後まで諦めなければ何かあると思う」

 「阪神9-4中日」(4日、甲子園球場)

 立て続けに奏でられた快音に虎党は大興奮だ。阪神・森下翔太外野手が一振りで試合を振り出しに戻した。

 「データでも低め真っすぐが少なかったので、ゾーンを上げて自信を持って打席に入りました」

 いきなり2点を追う展開となった初回。近本、中野の連打でつくった無死一、二塁の好機で打席が巡ってきた。東海大相模の先輩・小笠原に対し、1ストライクから外角高め147キロ直球を捉え、右中間へ同点の2点適時二塁打をマーク。直近2試合は無安打だっただけに「悔しさをぶつけようと。最初のチャンスをものにできたのは良い流れだった」と納得顔だ。

 小笠原との対戦成績は、この試合で21打数9安打の打率・429とキラーぶりを発揮。リーグ単独4位となる今季61打点目を挙げ、トップと4打点差とし、打点王も射程圏内だ。「最後まで諦めなければ何かあると思う」。そのバットで奇跡への望みをつないでいく。

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