阪神・野口 課題の変化球撃ちで昇格アピール「一試合を大事にしてやっていけたら」1軍での経験生かす

 「ウエスタン、阪神0-4ソフトバンク」(24日、ほっともっとフィールド神戸)

 狙い澄ましたかのように変化球を仕留めた。阪神・野口恭佑外野手が17年のパ・リーグ最多勝右腕の東浜から左前打。「ポイントを前で打つことを意識していた。いいところに飛んでくれた」。1軍で見えた課題の変化球を捉えたことが、成長への第一歩だ。

 1点ビハインドの四回1死。初球のスライダーを強振した。鋭い打球が左前で弾み、チーム初安打。2軍戦ながら3786人が詰めかけた中、降格後は2試合連続で快音を響かせた。23日は直球を打っての2安打。1軍での経験が生きている。

 初回2死はカットボールやシンカーと小さく曲がる球に対応し、最後は死球。3打席目も死球で3出塁を記録した。「ファーストストライクからしっかりスイングできているのは、野口とノイジーぐらい」と和田2軍監督。一線級の投手を相手に内容のある打席を送った。

 1軍では26試合に出場し、打率・189。出場選手登録抹消後には「課題は明確」と変化球へのアプローチをテーマに掲げた。2軍では「上に行って積極性がなくなった」と手数も増やし、状態アップを図っている。

 1軍は残り27試合。再昇格は諦めていない。「2軍の試合に出させてもらっているのも当たり前じゃない。一試合を大事にしてやっていけたら」。強い覚悟を持って、再び1軍へとはい上がる。

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