阪神・小幡 意地の一打で好機拡大「何とかつなぐことを意識」 自身10戦連続安打
「中日3-0阪神」(12日、バンテリンドーム)
嫌な流れを何とか断ち切ろうと、積極的にバットを振った。チームは完封負けを喫したが、阪神・小幡の勢いは止まらない。名古屋でもまた、快音を響かせた。
「梅野さんが必死になって(塁に)出てくれたので、何とかつなぐことを意識した」
高橋宏に対して無得点で迎えた、3点を追う八回だった。梅野が右前打で風穴をあけ、1死一塁に。ここで小幡は右腕の初球・140キロを逃さなかった。はじき返した打球は一、二塁間を破って好機を拡大。結果的に得点にはつながらなかったものの、これが自身10戦連続安打となった。
好調を維持しているが、反省も忘れなかった。三回1死では、2球続いた150キロ台の直球に対して、見逃しと空振り。次のフォークは見極めたが、4球目の154キロの前に空振り三振に倒れていた。
「1打席目は1球も当たらずに終わってしまったので。あの球、スピード(のボール)をはじき返せるように練習します」。木浪が左肩甲骨の骨折で戦線離脱し、6月16日・ソフトバンク戦から先発出場を続けて奮闘している。飽くなき向上心を胸に、打線をけん引していく。
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