【岡義朗氏の眼】阪神・才木の続投「いける」見極めの勝利

 「DeNA0-1阪神」(12日、横浜スタジアム)

 前日の乱戦から一転して動きの少ない僅差の試合となったが、動かない阪神サイドのベンチワークには納得させられるものがあった。才木を最後まで投げさせた采配だ。

 球数に重点を置くのであれば、8回で115球を投げていた才木を降ろしても不思議ではなかったが、続投させた。おそらく球威やキレに衰えが感じられず、継投するよりも勝てる確率が高いと踏んだのだろう。

 それまでの投球内容や相手打者の対応なども考慮しての判断でもあるはずだ。根拠のある“直感”とでも言うのか。動くことがマイナスに作用することもある。いずれにせよ試合の流れの中で「いける」と感じた見極めの勝利といえる。

 一方で“ベンチの動き”は、決して1番タイプではない井上を、点を取るという目的でその1番に据えたオーダーにあった。バットが内から出るようになり、対応能力が上がってきた井上には長打という魅力もある。今後、森下や前川、佐藤輝の刺激にもなるに違いない。実際、貴重な1点に絡んだのだから、いい働きをしたと思う。

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