阪神・森下 執念の同点打!2夜連続の大仕事 八回同点打&延長十回サヨナラ演出 巨人3連戦9打数5安打3打点で打率・556

 「阪神2-1巨人」(18日、甲子園球場)

 地鳴りのような大声援が止まらない。勝利への執念、粘りでつかんだサヨナラ勝利。阪神・森下が試合を振り出しに戻し、つないでつないで最高の舞台をお膳立てした。

 開幕から20イニング無失点だった巨人・菅野を止めた。1点を追う八回。1死一、二塁の好機で打席を迎えた。「真っすぐのタイミングで行ってスライダーをうまく前でさばけた」と初球、外角寄りのスライダーに反応。鋭く振り抜かれた打球は三遊間を抜ける同点の適時打となった。

 好投手から奪った値千金の1点。右腕との駆け引きは1打席目から始まっていた。「フォアボールを選べるからこそ、ヒットが出たり、相手が投げづらくなって、ちょっとボールが浮いてきたり。そういうところがあると思う」。1打席目はフルカウントから、2打席目はストレートの四球を選んだ。

 光る勝負強さ。前日17日の同戦でも決勝2点二塁打を放っており、2夜連続の大仕事に球場の雰囲気がガラリと変わった。終盤で同点に追いつき、押せ押せムード。延長に突入した十回も頼れる若武者がスタンドのボルテージを高めた。

 「1回も落ち込んでいる時はない。前を向いてやっている」

 勝利だけを目指した猛虎。先頭の中野が左前打で出塁し、無死一塁で打席に向かった。カウント2-2から大勢が投じた外角157キロの直球を捉えると、打球は高く弾んで中前へ。一、三塁へと好機を広げ、佐藤輝のサヨナラ打へとつなげた。

 まだ、お披露目期間だが、ウル虎の夏ユニホームはお気に入りだ。「いつもと違うユニホームだと、打っている率が高いのでこれからも頑張ります」と、着用した今カード3連戦では9打数5安打3打点で打率・556と好成績を残した。チームトップ11打点が光る。連覇へ向けてここから快進撃がスタートする。

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