岡田阪神 9試合連続2得点以下でも順位アップの怪現象 今季3度目の完封勝ちで3位浮上

 試合後、ファンに挨拶する岡田監督(左端)=撮影・石井剣太郎
 4回、佐藤輝が空振り三振に倒れ、岸田が大山の二盗を阻止する
 4回、岸田の打球をエラーする大山(撮影・石井剣太郎)
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 「阪神2-0巨人」(17日、甲子園球場)

 阪神は9試合連続で2得点以下と打線の爆発力を欠く状態が続いているが、驚くのはその間の成績が3勝4敗2分けと、ひとつの負け越しで済んでいるという点だ。

 4月9日の広島戦では、五回に近本の適時打で挙げた1点を先発の村上が7回2安打無失点でまとめ、ゲラ-岩崎とつないで完封勝利。

 14日の中日戦では、岡田監督が大幅に打線を組み替えた中で、三回に2番の梅野が同点打を放ち、七回に8番・中野が決勝打。才木が7回1失点。そこから岩崎-ゲラとつないで1点差を守り切った。

 この日は森下が三回に2点適時二塁打を放ち、伊藤将が6回無失点と粘投。桐敷-岩崎-ゲラが無失点でつなぎ、今季3度目の完封勝利を挙げた。

 9試合の総得点「13」に対し、総失点が「19」。10日の広島戦で先発の伊藤将が2回6失点と崩れ、13日の中日戦でも大竹が六回に突如4失点するなどしたが、やはり岡田阪神の屋台骨を支える投手陣の奮闘が2得点以下でも3つの勝利を呼び込んでいるのだ。

 17試合を終えて7勝8敗2分けの借金1ながら、3位に浮上した。チーム打率・202は両リーグワーストの数字で、ここまでの17試合中、12試合が2得点以下(3勝7敗2分け)。一方、3得点以上の試合は5試合で4勝1敗。投手が頑張れているうちに、打線の浮上が望まれる。

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