阪神・森下 中大先輩の巨人・阿部監督の前で“開幕”ダッシュだ 2・23OP戦初戦に照準

 最高のスタートを決める。阪神の森下翔太外野手(23)が29日、オープン戦初戦となる来年2月23日の巨人戦(那覇)に照準を合わせることを明かした。中大の先輩でもある阿部慎之助監督(44)の前で快音を響かせ、2年連続となる開幕スタメンへ弾みをつける。

 森下は2年連続となる開幕スタメンの座を見据える。もちろん、結果を残さないといけないのは十分承知。照準を合わせるのは来年2月23日のオープン戦初戦となる巨人戦だ。宿敵を率いるのは中大の先輩である阿部監督。絶好の相手に万全の準備で立ち向かう。

 「オープン戦のスタメンというのは岡田監督もある程度、開幕を考えながら組んでいくと思う。打順、ポジションだったり。そういう中で自分のパフォーマンスを出せるようにやっていきたい」

 今年のオープン戦は17試合に出場し、12球団2位となる打率・314をマーク。3本塁打、8打点はチームトップの数字だった。文句なしにつかんだ開幕戦の「6番・右翼」。ドラフト1位としての存在感を見せつけた。

 真価の問われる2年目。阿部監督にも成長した姿を見せる。11月10日の侍ジャパン-巨人との練習試合では、阿部監督の元へ同じく中大の先輩であるDeNA・牧とあいさつに行った時に、指揮官からジョーク交じりながら「シーズン中は(投手の攻め方が)もっと厳しくなる」と予告されたという。

 成長していくためには厳しいマークも大歓迎だ。「まだ2年目なので。もっといい成績を残して。また優勝できるようにするためにも、攻めていかないといけないと思うんで、攻めていきたい」と森下。シーズン開幕も巨人が相手。オープン戦初戦から結果を残し、開幕スタメンに名を連ねる。

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