【藤田平氏の眼】来年2月1日、体を絞ったミエちゃんに期待 どのように過ごしてきたか分かる 改善点はタイミング
阪神のヨハン・ミエセス外野手(28)が27日、母国のドミニカ共和国で行っている自主トレに関して球団を通じて取材に応じ、来季は出場機会を増やすべく打撃改造に着手していることを明かした。今季は主に代打として60試合に出場した中、愛されキャラでチームを盛りあげた助っ人。来日2年目を迎えるにあたり、デイリースポーツ評論家の藤田平氏は「もう少し体を絞っていい」と指摘した。
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ミエセスのストロングポイントはボール球を振らない点だ。23年シーズンでは、ボール球に対して大振りすることは少なくバットを止められていた。一方、改善点を挙げれば『タイミング』だろう。
具体的にはタイミングが遅れている打席が目立った。足を上げないフォームなども改善に向けた考え方のひとつかもしれない。バッティングにおいて何よりも重要なのはタイミングなのだ。
極端に分かりやすく言えば、少々フォームが崩れていてもタイミングさえ合っていればヒットを打てる。この点をミエセス自身が念頭に置き、現在も練習できているかが24年へのカギとなる。
来年は来日2年目。23年シーズンでNPB投手のボールの軌道やバッテリーの配球などを経験できた。オフの今はシーズン準備を整えるための大事な時期。自分の打席を見つめ直せる、いい時間だ。
いずれにせよ春季キャンプ初日で、どのようにオフを過ごしてきたか分かる。ミエセスは身長185センチ、120キロ。もう少し体を絞っていい。来年2月1日、体を絞ったミエちゃんを期待したい。
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