阪神・伊藤将 毎年年俸アップ「チカさんみたいにずっといけるように」 来季キャリアハイ目標設定

 阪神・伊藤将司投手(27)が9日、大阪府藤井寺市内のスポーツ店「FUJISPO(フジスポ)」でアドバイザリー契約を結んでいるローリングスジャパンのトークショーを行った。入団1年から年俸は右肩上がりに上昇中。今年もさらなる上昇が見込まれる中、来季はキャリアハイを達成し、“近本ロード”を歩むことを誓った。

 伊藤将は先輩が手にした夢のある高額年俸に目を輝かせた。活躍し続けるが故に得られるもの。自身の未来を思い描き、声を弾ませた。

 「いや、いいなぁと。チカさん(近本)みたいにずっといけるようにしたいなと思います」

 この日は近本の契約更改交渉が行われ、球団最高年俸となる3億2000万円で更改。プロ1年目から止まることなく成績を残してきたからこその高評価となった。「1年1年アベレージ以上の成績を出している。落ちないようにやっているのはすごいなと思います」と尊敬した伊藤将。先輩が刻んだ足跡を追いかけていく。

 自身も入団1年目から10勝、9勝、10勝とコンスタントに白星を記録。防御率も3年全てで2点台に抑えており、ハイクオリティーな結果とともに年棒も右肩上がりに上昇中だ。今季もアップが予想されるが、成績の現状維持で夢をつかめないことも重々承知。来季の目標を「キャリアハイです」と宣言し、170イニング、6完投以上での15勝と具体的な数字も設定した。

 今季は146回2/3を投げ、初めて規定投球回に到達。「チームを引っ張っていけるような投手になりたい」と責任感も芽生えてきたからこそ、投球回にも直結する完投数に強いこだわりをみせた。1試合を任せられるのも岡田監督からの信頼があればこそ。「来年もその信頼を示されるように投げていけたらいい」と力を込めた。

 今季は左肩の違和感で開幕ローテには入れず。4月下旬から復帰して2桁勝利を挙げた。1カ月の“空白”が埋まれば、キャリアハイにも近づくはずだ。「スタートから行けてないんで。そこをしっかり行けたら、自然に(結果も)ついてくるんじゃないかなと思います」。来季こそフル回転し、新境地を開いてみせる。

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