阪神・岡田監督「そらもう」第6戦で日本一 前夜「2戦で1つ」から一転 由伸から「点取らなあかん」

 38年ぶりの日本一に王手をかけた阪神の岡田彰布監督(65)が3日、オリックスとの日本シリーズ第6戦(4日、京セラ)での悲願成就を誓った。

 2日の第5戦で劇的な逆転勝利を収め、3勝2敗と優位に立った。試合直後には「あと2試合で一つ勝ったらいいわけやから」と泰然と構えていたが、決戦を前に勝負師の血がたぎった。「そらもう、明日(4日)よ」。3連勝で一気に決着をつけるつもりだ。

 相手先発は山本。第1戦では7点を奪い、六回途中にKOした。雪辱に全てを懸けて挑んでくる球界最高峰の剛腕。「そら向こうもな、必死でくると思うし。何とかせなあかん、点取らなあかんいうことや」。容易でないことは理解しつつも虎視眈々(たんたん)と返り討ちを狙う。

 選手として日本一に輝いた1985年は2勝2敗から甲子園で王手をかけ、敵地での第6戦に勝利した。状況は当時と似通っているが「そらもう関係ないわな。そんなん言うたら2003年は負けてるやんか」。守備・走塁コーチとして敵地2連敗で栄冠を逃した苦い思い出を引き合いに出した。

 過去を気にする必要などない。それだけ今のチーム状況は充実している。集大成の一戦を制し、選手としても監督としても頂点に立つ。

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