阪神・岡田監督 シリーズ初勝利に「前回は4連敗してるんで」と返しファン大歓声 佐藤輝の二盗には「いやいやまだ」

 「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ0-8阪神タイガース」(28日、京セラドーム大阪)

 阪神が初戦に勝利し、岡田監督にとってはうれしい日本シリーズ初勝利となった。66歳シーズンでの勝利は、楽天・星野仙一監督と並んでシリーズタイ記録。勝利監督インタビューでは「いやいやもう、相当プレッシャーあったと思うけど、村上はいつも通り。打つ方がすごく奮起したですね」と笑みを浮かべた。

 動いたのは五回だった。先頭の佐藤輝が安打で出塁すると、続くノイジーの初球に二盗を指示。「いやいやまだ試合有るんで言えないですけど、シーズンも走ってたから。勢いをつける盗塁だった」とオリックスバッテリーは完全に虚をつかれ、佐藤輝も気迫のヘッドスライディングでセーフをもぎ取ると、1死三塁から7番・DHに抜擢した渡辺諒が中前へ先制適時打を放った。

 これで勢いづくと、さらに近本、中野のタイムリーで一挙4得点。六回には下位打線の木浪、坂本が連続適時打を放ち、山本由伸に10安打を浴びせて7得点でKOした。

 「あのー、6月の交流戦で完封されてるんで。みんなそういう気持ちで。一回り目は差し込まれているというか、抑えられたけど、二回り目に攻略してくれた」と語り、佐藤輝の盗塁には「勢いをつけたですね」と絶賛した。

 山本対策については「対策というか、ビデオとか見たんですけど、打席の中で個人個人が打っていくしか無い。個人個人が役割を果たしてくれた」と選手をたたえ、7回無失点の村上は「ピッチングコーチからいい報告を受けていたので、しっかり投げてくれた」と目を細めた。

 シリーズ初勝利に「前回4連敗してるんでね。久しぶりにこういう舞台で勝てたというのは光栄に思いますし、初戦でこういう勝ち方ができたというのはね。明日以降もこういうゲームをしていきたい」と語り、「気を引き締めて明日、ゲームをしたい」と力を込めると、球場には岡田コールが響いていた。

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