「ＪＥＲＡ　ＣＳセ・ファイナルＳ・第２戦、阪神タイガース－広島東洋カープ」（１９日、甲子園球場）

　４人組レゲエグループ・湘南乃風の若旦那が試合前のファーストピッチセレモニーを行った。元阪神の小林繁をモノマネしたという右投げサイドスローでノーバウンド投球を披露。「緊張したらぶざまな姿になりそうなので。ミュージシャンなのでクオリティーが求められてないという前提で楽しませていただきました。憧れの甲子園の土なんだなと思いながら」と話し、「やっぱり阪神園芸さんが大事にされている土をぎゅっと踏むわけにはいかないので、水面を歩くかのような感じで歩かせていただきました」とも明かした。

　「みんなで六甲おろし」にも参加する阪神ファン。きっかけは父が虎党だったことだといい、「父親が２年前に亡くなって。そのときの遺言が『阪神タイガースをお前に任せる』っていう。だからきょう父親が一番喜んでいると思います」と笑顔を見せた。

　湘南乃風の２０周年ライブを横浜スタジアムで行ったが「自分的には阪神ファンなので非常に悔しくて」と若旦那。「来年こそは甲子園で湘南の風ワンマンライブをしたいなと。ここでわーっと言っておくと実現するかなと思うので」と宣言した。

　今年は森下が偶数打席で湘南乃風の「Ｊｏｋｅｒ」を使用。「最高ですよね。森下選手の目の前で歌いたい。本当は」と願望も明かし、「ドラ１がちゃんと活躍してる阪神がすごくいいなと思ってて。次が誰が入ってくるかとか楽しみにしながら。今の阪神が一番好きです」と話した。