阪神・岡田監督 意見書回答に「皆、座りこんでボール捕るよ」ルール改正への検討約束に納得 猛抗議実る
「横浜DeNAベイスターズ0-2阪神タイガース」(20日、横浜スタジアム)
試合前にセ・リーグの杵渕和秀統括が横浜スタジアムを訪れ、阪神の岡田彰布監督と嶌村球団本部長と面会。18日・同戦の九回に起こったリクエスト判定について事情説明を受けた。
阪神は1-2の九回1死一塁から一走・熊谷が二盗を試み、一度はセーフの判定が下ったが、リクエストによるリプレー検証の末にアウトに覆った。映像ではベースカバーに入った遊撃・京田の足が二塁をふさぐ走塁妨害のようにも見えたが、敷田審判は場内アナウンスで「走者と野手が接触していますが、妨害とはいたしません」と説明。岡田監督が猛抗議し、球団は19日に日本野球機構(NPB)に対して意見書を提出していた。
猛抗議した岡田監督はこの日の試合後、意見書の回答を受け「まあ、オレの言うたことが、ちょっとは検討することになったんちゃう」と明かした。本塁上でのクロスプレーに限られていたコリジョンルールを拡大すると説明を受け、納得した形だ。
だからこそ試合前のメンバー表交換では前日に拒否していた握手を再開。「そうそうそう。だから(審判と)握手したんよ(笑)そら、普通に考えたらそうやんか。どう考えても、そうやんか。あれをオッケーいうたら、皆、あの練習するよ。皆、座り込んでボール捕るよ。そんなん、当たり前のことやろ」と語った。
また意見書を提出した連盟サイドが迅速な動きを示したことに「明日かなと思ったんよ。今日、日曜日やからな。わざわざ、今日来たから、トップのアレ(セ・リーグの杵渕統括)がなあ。そら、来るいうことはやっぱり、なあ、何かあったいうことやからな。あれじゃアカンっていうな」と指揮官。今後、NPBはルール改正へ検討を重ねていくこととなりそうだ。
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