阪神・大山の痛恨走塁を評論家が指摘 真弓氏「得点することが大優先」浜中氏「自分で判断できる打球だった」

 6回、ミエセスの外野フライで三塁を狙った大山だがアウトとなった(撮影・高部洋祐)
 6回、ミエセスの中飛で勝ち越しと思いきや、二走の大山が三塁でアウトになり、呆然とした表情の伊藤将(撮影・中田匡峻)
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 「阪神2-3ヤクルト」(8日、甲子園球場)

 阪神は同点の六回1死一三塁から、大山の走塁ミスが生まれ、幻の勝ち越し点となった。

 主砲はチーム41イニングぶりの適時二塁打を放ったが、続く1死二、三塁の場面で、ミエセスの放った中堅への飛球で三塁走者のノイジーと同時に三塁へスタートを切った。

 ヤクルト守備陣は中堅・並木から二塁・三ツ俣に中継。一塁・オスナから三塁で刺せとの指示が送られ、三ツ俣は本塁ではなく、三塁に送球。三塁走者のノイジーは速度を落とすことなく全力で本塁を目指したが、本塁到達より先に三塁手前で大山がタッチアウトになり、勝ち越し点は認められず。岡田監督はリクエストを要求したが、判定は覆らなかった。

 サンテレビで解説を務めた元阪神監督の真弓明信氏は「得点することが大優先なのでね。大山に囮になる気持ちがあったかどうか」と指摘し、スカイAで解説した元阪神打撃コーチの浜中治氏も「三塁コーチのアピールで(大山を)止めることができたし、大山が自分で判断できる打球。アウトになるなら、送球の様子を見ながらゆっくり走れば良かった」と語った。

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