令和の怪物に投げ勝った“ゲームの怪物” グラウンドを離れた阪神・才木の素顔
「阪神2-0ロッテ」(4日、甲子園球場)
阪神・才木浩人投手(24)がロッテ・佐々木朗との投手戦を制し、完封で4勝目を挙げた。自慢の剛球で自己最多となる1試合12奪三振もマークしたが、マウンドを降りれば趣味の「ゲーム」で息抜きをする一面も。そんな右腕を高校時代から知る担当記者が、その素顔を明かした。
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令和の怪物に投げ勝った才木は、実は“ゲームの怪物”だ。
昨年3月からオンラインゲームの「エーペックスレジェンズ」にドはまり。仲間とパーティーを組んで敵チームを倒すシューティングゲームで、世界中で人気を集めている。
熱中すれば極めるまでやめられない性格。上級者のプレイ動画を参考にし、グングン上達した。始めてから約半年で「プラチナ」と呼ばれ、最上位ランクから3つ下の中級者が集うカテゴリーに到達。そして数日前にはさらに1つランクを上げ、「ダイアモンド」と呼ばれる上級者カテゴリーに昇格。人並み外れたゲームセンスを発揮した。
「いつもピッチングのことを考えてしまう」と頭は野球一色になりがち。そんなときにコントローラーを握り、つかの間の息抜きを行うという。
ランク上昇で気分も上昇。最高のメンタルでマウンドに上がり、ロッテ打線を“攻略”した。(デイリースポーツ阪神担当・北村孝紀)