阪神・伊藤将 八回途中3失点113球の好投も思わぬ形で3勝目の権利消失 加治屋のボーク判定に岡田監督も驚き

 4回、オスナの打球にグラブを出す伊藤将(撮影・堀内翔)
 8回、ベンチに戻る加治屋(右)を迎える伊藤将(撮影・堀内翔)
 2回、サイスニード(右)に2点目となる二塁ゴロを浴びる伊藤将(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト-阪神」(25日、神宮球場)

 先発した阪神・伊藤将司投手が113球を投じて7回2/3を5安打3失点降板となった。

 「全体的にストレートでファウルをとれていましたし、変化球も低めに集めることができました。先に点を取られてしまいましたが、なんとか丁寧に粘りながら投げることができたかなと思います」 意外な形で先制を許した。二回1死二、三塁から中村の左足つま先にボールが直撃して今季初死球を与えると、続く長岡の右肘にも当ててしまい、押し出しに。制球力抜群の左腕には珍しい連続死球で先取点を献上した。

なおも1死満塁で、サイスニードの二ゴロの間に2点目も失った。

 7回で100球に到達したが、1点を勝ち越した八回もマウンドへ。味方の好守にも救われて2死を奪ったが、山田、村上に連打を浴びて2死一、三塁の危機を招いたところで降板となった。

 代わった加治屋が塩見をカウント2-2と追い込んだものの、けん制の際にプレートを外していないとボークの判定をとられ、三走・山田に同点の生還を許した。塩見は空振り三振に斬って勝ち越しは許さなかったが、まさかの形で伊藤将の3勝目の権利が消失した。

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