「ヤクルト０－７阪神」（２９日、神宮球場）

　岡田阪神が開幕４連勝以来となる今季２度目の３連勝を飾った。伊藤将、大竹、村上の先発陣が奮投し、中継ぎ陣も応えて３試合連続完封の“おまけ”も付いた。岡田監督は「まあ、明日くらいはそら点取られるよ。そんなうまいこといけへんから」と謙遜したが、穏やかな表情に充実感がにじみ出た。

　虎将は打線の上昇が投手陣の精神的な負担を減らしていると見る。「今は（点を）取ってくれるという、そういう感じがある」と投打で相乗効果を生み出していると分析した。

　投手陣をけん引する捕手の坂本だが、岡田監督は３０日に梅野をスタメン起用すると明言。「梅野にちょっと奮起させよ、そら。１年間のお、長いシーズンあるんやから」と“親心”も見せつつ、既に終盤戦までも見据えている。

　◆３戦連続完封勝利！球団最長タイ！　阪神の３試合連続完封勝利は球団最長タイで２１年４月以来、史上１１度目。今回は４月２７日・巨人戦（○１５－０）、同２８日・ヤクルト戦（○４－０）、同２９日・ヤクルト戦（○７－０）。この日で今季チームの零封勝利はリーグ３位となる５度目。