阪神・青柳を変えた、岡田監督との対話 新鮮だった「良くない日はスライダーが曲がりすぎ」 語った開幕投手の裏側

 入念に投球練習する青柳(撮影・北村雅宏)
 練習中、タオルを手にする青柳(撮影・北村雅宏)
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 阪神の青柳晃洋投手(29)がデイリースポーツ読者に向けて、さまざまなテーマをもとに本心を明かす「青柳SOUL」。第5回は、自身初の開幕投手を務め、今季初勝利を挙げた心境を語る。開幕へ向けて岡田監督と直接対話を試みた経緯や内容とは-。

  ◇  ◇

 読者の皆さま、青柳晃洋です。いよいよシーズンが始まりました。今年は開幕投手として開幕戦に勝つことができて、1年越しに去年の悔しさを晴らせたかなと思います。

 いつもは長いイニングを投げるために計算しているんですけど、開幕戦は最初から全力で、中継ぎのような気分でした。最速タイの149キロも出ましたけど、球速表示はばっちり見えてました(笑)。ポストシーズンくらい自然とスイッチが入っていたと思います。

 開幕をモヤモヤして迎えたくなかったので、練習中に岡田監督のところへ行きました(※)。監督は言葉数は少ないですけど、しっかり話せばしっかり答えてくれる方だなと感じます。僕が記事を見てよく分からなかったことに対して、考えを伝えてくれますし。それ以外にも、解説者として見ていた印象も話してもらいました。

 その中で、僕のバロメーターはスライダーじゃないかという話をしてもらいました。「良くない日はスライダーが曲がりすぎてコントロールできていないから、もう少し意識して練習したらどうだ」と。これまであまり意識していなくて、スライダーでカウントが取れる日は楽だなくらいの感じでした。でも、例えば、「曲がりすぎてデッドボールを当ててしまうと、キャッチャーも内角のスライダーのサインを出しづらくなる」と。そういう第三者から見た意見というのは、新鮮でしたね。練習でも気にするようになりました。

 対策として、狙いすぎないだとか、いつもは決めに行くスライダーをカウントに使うだとかは意識的に変えています。開幕戦もブルペンからスライダーが良くなかったので、梅野さんの配球でも少なかったですし、スライダーのサインが出た時は、狙おうとせずに、ストライクを取ることだけを意識しました。

 監督に話しに行ったのは、どう思われたとしても、本当に納得して開幕に入りたかったからです。紙面を通して会話したくないのもそうですし、投手コーチが間に1人入るだけでもニュアンスが変わったりもするので。だったら監督に直接言ってもらって、自分の意見も伝えた方がお互い納得できるんじゃないかなと。話せて良かったですし、そうしなきゃいけないなと思いました。立場的にも、そうやって行ける選手は限られていると思うので、「あ、行っても良いんだな」とチームにとってプラスに働けば良いなと思いますね。

 今年はもちろん、18年遠ざかっているアレへ向けてチームに貢献したいと思います。個人としては、最多勝などのタイトルを狙いたいです。応援よろしくお願いします。

 ※3月25日の練習中に岡田監督と約15分間、言葉を交わす場面があった。開幕前最後の登板となった前日24日・オリックス戦(京セラ)では、制球に苦しみ、4回3失点。指揮官は試合後の取材対応でクイックについて指摘したが、青柳は「監督と紙面(新聞報道)で会話したくないので」と報道陣にコメントしていた。

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